山本ひろしは、愛媛県宇和島市の真珠養殖業者を訪れ、関係者と意見交換した。これには、松本孔・宇和島市議が同行した。
同県南部は、宇和海を中心に明治時代から真珠養殖が盛んに行われている全国有数の産地。品質の良さには定評がある上、生産量も全国トップレベルを維持するなど、県内の主要産業の一つ。しかし、1996年に始まった真珠養殖用アコヤ貝の大量へい死で、県内の真珠養殖業は壊滅的な打撃を受けていた。
山本ひろしらは、同市の由良半島で真珠養殖業を営む坂本権三郎さんを訪問。いかだにつるされている母貝を視察しながら、今年の真珠の成育状況や、後継者不足問題などについて意見交換した。 坂本さんは、母貝の品種改良や海がよみがえりつつある現状を説明し、「アコヤ貝の大量へい死で苦しい10年だったが、ここにきてようやく復活の兆しが見え始めてきた」と今後の真珠の成育に期待していた。 視察した山本ひろしは「第一次産業の後継者不足は深刻な問題で、具体的な支援ができるように、しっかり検討したい」と語っていた。