山本ひろしは13日、岡山県備前市の知的障害者小規模通所授産施設「ひだすき作業所」を訪れ、授産科目の作業を視察するとともに施設運営などについて現場の意見を聞いた。これには吉田政司県議と掛谷繁、森本博子の両備前市議が同行した。
同作業所に通う知的障害者は現在17人。全員市内からの通所(受け入れ対象範囲は県内)で、備前焼の自主制作や販売、牡蠣の養殖に使う盤ガラ通しなどを行っている。作業を見学した山本ひろしは、「すごく(作業が)素早いですね」「頑張ってください」などと通所者に声を掛けて回った。
懇談の中で、同作業所を運営する社会福祉法人・ひだすきの太田律子理事長は、利用者負担が原則1割となる障害者自立支援法について触れ、1日約500円の工賃で働く通所者への配慮を求めるとともに、地域における障害者支援の拡充を訴えた。
山本ひろしは、「重度の知的障害を持つ娘を育てる中で障害者支援の問題に長年かかわってきたので、よく理解している。連携を取りながら、(現場の意見を)国政につなげていきたい」と話していた。