山本ひろしは広島県福山市を訪れ、国土交通省が一級河川・芦田川の右岸下流、瀬戸川との合流地点で進めている、中州や浅瀬にヨシや藻を植生し、汚濁水をきれいにするというウエットランド型(人工湿地・植生)浄化の実情を視察した。これには広島県議、福山市議が同行した。
同事業は昨年度から、瀬戸川からの汚濁防止を目的に実施されているもので、事業区間は同合流地点から下流に向かって広がる中州約1・3キロの流域。
この日、山本ひろしは同省福山河川国道事務所の後藤誠志課長らの案内で現地を視察した。同課長は中国方面の河川で芦田川が汚濁ワースト1位にある現状を指摘する一方、ウエットランド型浄化について、中州を生かして湿地や盛り土などを整備し、自然浄化力の強いヨシや藻などの水辺植物を繁殖させ、生活雑排水の窒素やリンを吸収、浄化を図ろうというものだと説明。汚染物質を2割削減できるという。
山本ひろしは視察後、「貴重な取り組みであり、ぜひ成功させたい。全力で応援していきたい」と述べた。