<これまでの活動記録>

公明党の山本ひろし市民活動局次長(参院選予定候補=比例区)は15日、愛媛県八幡浜市で精神障害者の自立支援を行っている医療法人青峰会くじらグループの「くじら病院」などを視察し、同法人の佐々木昭理事と意見交換した。これには、丹生谷道孝・党県副代表(松山市議)、清水正治・八幡浜市議が同行した。

 同グループは、精神障害者の社会復帰と自立を目指し、グループホームなどの入所施設や通所施設、福祉工場などを備えており、精神障害者の全体的な支援を行っている施設。
 意見交換の中で佐々木理事は、障害者自立支援法の制定で、障害者福祉サービスが一元化されたことに触れ、「全体の考え方は良い方向に進んでいる」と評価した上で、小規模作業所への支援や利用者の負担軽減などへの配慮を要望した。これに対し山本氏は、利用者の負担軽減策などを公明党がいち早く国へ要望したことを紹介し、「利用者の視点に立った見直しを働き掛けたい」と答えた。
 この後、山本氏はパン作りや喫茶店、洗濯を行う福祉工場「ワークセンターくじら」を視察し、作業に従事している障害のある人たちに「仕事はどうですか」と気さくに声を掛けながら、働きぶり見守っていた。
 視察を終えた山本氏は「在宅中心の医療に切り替えるため、1994年に病院のベッド数を半減させた先進的な取り組みに感心した。これからも常に障害者の支援を念頭に置き、全力で取り組みたい」と語っていた。

 (2006年11月29日付 公明新聞より転載)