高知県南国市議会議員選挙が本日告示・14日投票。定数21名を争う少数激戦。公明党より2名の現職が立候補。両陣営への応援に入る。支持者の皆様が溌剌と頑張られており、本当に感謝。出陣式の応援演説など南国市を駆け巡る。



午後より土佐市へ移動。『学校法人 光の村学園 光の村養護学校土佐自然学園』を公明党黒岩高知県会議員・中田土佐市議と共に視察・懇談をする。西谷壽子校長が案内・説明いただく。光の村養護学校は知的障害児教育における実業高校を目指し、昭和44年度に開校し、技術教育に重点をおいた。その後子ども達の重度化が目立ちだした昭和50年代から中等部・高等部・専門科の青年全期をカバーする8年生の養護学校として活動を進めている。全寮制で親と学校が一体となっての教育は全国から生徒が集まっており、大変注目されている学校である。現在74名のうち重度以上が32名・中でも自閉症の子供達が33名という。創立者の西谷英雄理事長ご夫妻が半世紀にわたって知的障害者を見続けてきた結晶が光の村に生かされている。特に基礎的訓練方法として体育(体操・マラソン・水泳)に力をいれている。毎日の日課が5キロのマラソン・冬にはフルマラソン・夏には水泳大会・高等部卒業には沖縄宮古島での3日がかりのトライアスロン。ひ弱だった子ども達が大きく変わるという。




西谷校長は9年間無口で引きこもりの子供や大変な自閉症や家庭内暴力の絶えなかった子が光の村に入り、校長先生達の真剣な姿に接し、ひとつひとつ変わっていった話しを聞き感動する。『障害のもつ子ども達には無限の可能性があるのです』。大変なご苦労の闘いの中でのお話しに言葉の重みを感ずる。光の村の卒業生の就職率は50-60%。全国の養護学校卒業生の平均が10%台であるので、そのすごさがわかる。平成17年には学校安全優良校として内閣総理大臣賞を受賞された。山あいの広大敷地に校舎、体育館、各種工場など約20棟が並び裏手には牧場やプールもあり、グループホームなど地域に生活していける環境である。校長先生の案内でパン工場など視察する。
懇談の中で、課題も多く、私立学校のために、県立学校に比べての補助金が大幅に少ない点や運営など経費を切り詰めながらの対応などご苦労も多い。文科省と厚労省などの縦割り行政の狭間の問題など今後対応しないといけない点も実感する。今後公明党としても市・県・国の連携を密にし、障害児教育・障害者福祉の充実に推進する事をお約束する。約2時間の訪問であったが、あっという間に感ずる程、感銘を受けた懇談であった。