本日は早朝より、愛媛県の中島地区(人口約5700人)の離島の島々を地元木村県会議員・雲峰松山市会議員と共に1日かけて、船で廻り、視察・懇談を重ねる。今回の訪問は主に離島の医療・介護そして地元産業の農業・漁業の状況の実態を知り、地域格差対策をとる為でもある。諸島中心の中島を訪問。医療法人友朋会「なかじま中央病院」の栗林理事長等と懇談後、病院内を視察する。地区で1つしかない病院で中島以外5つの島の診療をしている。民間に委託され、本年4月にオープン。大変きれいで、開放感があり、施設等充実している。5つの島の診療所では週2回診療をしているが、経営的には大変厳しく、離島加算等の財政的な支援がないと離島の医療が難しい点訴えられる。また医師や看護師の人材確保の難しさ等も指摘された。
その後、長師にある社会福祉法人島寿会特別養護老人ホーム「姫ヶ浜荘」金子施設長・松山市高齢福祉課 池尻課長などと懇談。高齢化率49%の地域。全国平均20.8%と比較し、高齢化が加速化している。特別養護老人ホーム・ショートスティ・デイサービス・サテライトディサービス等の介護サービスを取組んでいるが、どの部門もほぼ満員の状態で、特養も65名の方の順番待ちという。また5つの島への介護サービスが十分でない現実など介護についても課題が多い事を痛感する。
その後、中島大浦地域の皆様とミニ語る会を開催。要望などお聞きする。年金・医療・介護・農業・地デジなど様々なご意見・要望をお聞きする。
中島より船でさらに30分。津和地島へ。人口495名。漁業が中心。三和漁業協同組合・中島組合長等島の約70名の皆様と懇談会をもつ。松山市からも農林水産部鈴木部長なども同席する。ガソリンが騰がり、漁業の大変な現状・台風による対策など国・県・市への要望をお聞きする。さらに津和地島のひらめの養殖・玉ねぎなどの栽培・災害対策として対応している海岸など現地を廻る。公明党は地域活性化推進本部を立上げ、地域格差是正への取組みをスタートした。本日訪問した、純朴で温かな島の皆様が希望をもって生きられるよう、頑張ってまいりたい。