知的障害の軽い生徒を対象に、特別支援教育を行なう東京都立「永福学園」高等部・就業技術科(小林進校長)が本年4月開校し、注目を集めている。本日は徳島県長尾代表・大西幹事長の両県会議員と共に東京都杉並区なある同学園を訪れ、校内を視察し、関係者と意見交換を交わした。「生徒の就職率を100%目指しています」と語る小林校長・伏見副校長などの案内で、授業の様子を視察。ちょうど部活動の時間で、ミュージカル部のミニミニコンサートや化学部の活動を見学する。元気溌剌の生徒達の一生懸命な演技に感激する。その後、校内に設置されたコーヒーショップを模したスペース。生徒はここで、コーヒーの入れ方や接客を学ぶ。また介護を体験するためのベッドや老人の体験用の器具の福祉部門・パソコンが並ぶ実習室等各コースを見学。大変参考になる。学園では1年次のトライアル実習を経て、2年次から4つのコース「ビルクリーニング・ロジスティクス(物流事務)・食品・福祉コース」に分かれて学ぶ。実際の企業の現場感覚をそのままとりいれ、プロの企業の方に来て指導してもらっている。3年次からは卒業後すぐ就職するコースに加え、資格取得を目的にした専修学校などの進学を目指すコースもあるという。
本格的な就労支援の現場を見て、驚くと共に先駆的な取組みに感心する。東京都では特別支援教育推進計画に基づき、都内に7校配置の方針で同校がモデルケースといわれている。公明党のマニフェスト2007では特別支援教育の充実を掲げているが、今後も全国で拡大・充実が出来る取り組みを進めたい。
夜は「多胡輝先生の名誉都民表彰のお祝いの会」に参加。「頭の体操」の著者としても大変有名な多胡先生。「心の東京革命」の推進者として10月1日に「東京都名誉都民」に選ばれ、表彰された。石原知事もお祝いにかけつける。多胡先生とはNPO人材アカデミー発足当初より交流があり、山崎富治(山種美術館)会長等多くの皆様と親交を深める集いとなった。80歳を過ぎて尚、お元気で活躍されている多胡先生や山崎会長に負けずに頑張る事を決意する。