「民主の迷走」「民主ぶれ続ける戦略」本日の全新聞で民主党の新テロ法案(補給法案)「継続審議」から一転「否決」に対しての対応への非難が掲載されていた。社民や共産の野党からも呆れ果てたコメントが載っている。
民主党は当初、同法案を「参議院の意思を示すべき」(菅直人代表代行)などとして、同法案の採決を行い、否決する方針だったが、臨時国会の最終盤にきて突如、継続審議とする事に方針を転換。理由は首相問責決議案の提出時期を3月末の予算攻防に合わせる為という偏よった国会戦術といえる。民主党は共産、社民、国民新の野党各党と継続審議に向けた調整を続けたものの、各党は「参院としての意思を明確に示す為に採決して否決すべきだ」とそろって反対、賛同を得られず、断念するなど迷走した。政権担当能力以前の問題である。
参院における新テロ法案の審議時間は45時間(8日現在)と衆院並みの審議時間を確保しており、自民、公明の与党は同法案の採決を強く求めた。本日午後参院外交防衛委員会で採決され、否決された。また民主党案も自民、公明、社民、共産の反対で否決された。
明日の参議院本会議でも否決され、午後、憲法の規定に基づき衆議院本会議で3分の2の賛成多数で再可決し新テロ法案成立の予定となる。日本の国際貢献のためにも大事な法案となる。