<これまでの活動記録>

 公明党の山本博司参院議員は10日、香川県高松市内の知的障害者通所授産施設「あゆみ園」と、独立行政法人香川障害者職業センターを訪問。障害者に対する就労支援の様子を視察するとともに、関係者から要望を受けた。これには、広瀬良隆県議も同行した。

 山本氏が最初に訪れたあゆみ園には112人が登録。昨年、障害者就業・生活支援センターが開設し、専門の支援員による就労支援や雇用先でのトラブル解決、地域住民への協力依頼のほか、障害者が地域社会の一員として自立した生活を送るためのさまざまな相談にも対応している。

 小西英夫施設長は「現在は3人の職員で運営しているが、1人にかかる負担が大きく、給与も日払い制。安定した雇用体制にしてほしい」と、現場の実態に即した支援策を要望した。

 これに対し、山本氏は「私が所属している参院厚生労働委員会でしっかり就労支援を取り上げていきたい」と語り、センター内の作業現場で障害者や職員らとも語り合った。

 続いて山本氏が訪れた香川障害者職業センターは、ハローワークと連携しながら、障害者一人一人の特性に合った支援プログラムを策定し、就労支援を図る施設。事業主や障害者、家族に対して人的支援を行うジョブコーチによる職業訓練も実施されている。

 同センターの野●(さき)悟所長と懇談した山本氏は、障害者の雇用先の理解とフォローの必要性などについて意見交換した。

 (2008年3月21日付 公明新聞より転載)