本日は公明党障害者福祉委員会で千葉県中核地域生活支援センター「かじゅまる」を視察し、現場の皆様の声を聞く。
「中核地域支援センター」は千葉県がこども・障害者・お年寄りまでを対象に県内14箇所に設置しているワンストップの相談窓口。「がじゅまる」はアパートの1部屋にあり、忙しくスタッフの方々が相談の電話の対応をされていた。
3年前からスタート。6人のメンバーで250人を超える方の相談に対応されている。相談者の状況は知的障害や自閉症の方から最近は精神障害者・高次機能障害・発達障害の方からも増えている。相談内容は①介護・支援不足②経済的困窮③暴力など多岐にわたるそうだ。
その後、近くにある市川市急病診療・ふれあいセンターにて関係者を交え、「障害者の虐待防止について」意見交換をする。
はじめに障害者虐待防止にむけて、「がじゅまるからのレポート」として中核地域生活支援センター長の朝比奈ミカ氏より説明があり、その後、他の中核地域生活支援センターやNPO法人・知的障害者通所更生施設・千葉県・市川市の担当者・手をつなぐ育成会・精神障害当事者の会などの皆様から意見をお聞きする。
虐待をなくす為に必要な事として
1.障害者の生活を支える地域のサービスの充実と支援する技術の向上
2.生活支援を必要としない軽度の人たちの相談支援の充実
3.救済の拠点となる行政機関の存在
4.法律の専門家と福祉関係の連携
などがあげられた。
夕方より公明党障害者福祉委員会が開催され、社会福祉法人「ひとは福祉会」理事長 寺尾文尚氏(広島人権擁護センターほっと代表)による「障害のある人たちの人権擁護について」のテーマで講演・意見交換を進める。
「広島人権擁護センターほっと」の取組みから見えてきた内容について体験に基づいてのお話しには説得力があり、示唆に富んだ内容であった。
本日は「障害のある人たちの人権擁護について」千葉県と広島県の先駆的な取組みをお聞きしたが、根の深い問題だけに虐待防止への制度つくりに取組んでいきたい。
<お知らせ>
【本日から予定されていた参議院予算委員会は野党の反対でまだ審議入りが決まっておらず、延期になっています。そのため、私の2日目の質問も延期で、日時も未定です。決定次第、お知らせします。】