早朝の高松駅前にての街頭演説からスタート。月曜日とあって通勤客の皆様が多い。国政報告を元気一杯行なう。
本日は障害者の就業について香川県の「障害者就業・生活支援センター」と「香川県障害者職業センター」の2箇所を広瀬県会議員と共に視察・意見交換を進めた。
「障害者就業・生活支援センター」は香川県に2箇所あるが、高松市の社会福祉法人「あゆみの会」の障害者就業・生活支援センター「オリーブ」を訪問。「あゆみの会」小西理事長・生活支援ワーカーの仲西スエ子さん等から現状と課題などお聞きする。
昨年(平成19年)より開設し、就業支援2名・生活支援1名の体制。今までに112名が登録され、860件の相談があり、46件の職業訓練・実習斡旋をして、11件の就職が実っている。本年オリーブから就職をした知的障害者の方の喜びの作文を見させていただき、大変大事な支援機関との認識をもった。ご苦労の多い中、スタッフの人数不足も課題との事。きめ細かな支援充実へ、国の対応が必要となってくる。
懇談後、「あゆみ園」での軽作業の現場を見学する。「作業は楽しい?」と質問すると「楽しいよ!」と明るい声で返ってきた。笑顔が嬉しい。
また香川県障害者職業センターを視察。野崎所長をはじめ、(独)高齢・障害者雇用支援機構今若課長補佐・香川県労働局から職業対策石井課長など関係者から説明を受け、懇談をする。
障害者職業センターはハローワーク(公共職業安定所)などと連携し、障害のある方に対して就職のための相談から就職後のフォローアップまでの一連のサービス、事業主の方に対しての障害者雇用に関する相談・支援を行なっている。
昭和53年からスタートした香川県障害者職業センターは、職員7名(内カウンセラー5名)、非常勤10名(ジョブコーチ関連)。ジョブコーチは年間約50名を担当。主に精神障害者や発達障害者が多いとの事。ジョブコーチ支援事業はジョブコーチが事業所を訪問し、事業主、障害のある方、家族に対して職場適応に関するきめ細かな人的支援をするもの。支援期間は標準2-4ヶ月。本日も4名のメンバーが参加し、模擬の職場体験をされていた。
障害者1人ひとりの特性に配慮した職業指導、職業紹介などの職業リハビリテーションの充実は大変大事であり、今後の参考になる視察であった。