厚生労働委員会で「年金記録のセキュリティ倉庫視察」に埼玉県比企郡小川町に向かう。参議院議員会館からバスで出発。約1時間30分近くかかり、現地に。
山々や畑に囲まれた場所に保管センターがある。ここに年金記録の旧台帳1365万件の保存されている。大変セキュリティが厳しく撮影等禁止で、倉庫に入るにも機密保持契約の署名をし、入室する。
年金記録問題でも問題となった保管倉庫。約246平方メートルのスペースで、ダンボール箱に保管されていた。ざっと4000から5000箱。都道府県別の年金手帳記号番号順に配列しているが、県内の旧台帳が全て一連番となっておらず、年金記録の状態によつて、収納している保管箱が別々となっている。
このため、旧台帳の索出に当たっては、複数の保管箱を確認しなければならず、確認作業が非効率となっているのが、課題。
また旧台帳が作成されてから既に50年を経過しているため、紙の劣化や毀損などこのままでは記録管理に問題が生じる恐れもある。
社会保険庁では上記の状況について配列方法も含め、旧台帳の保管方法についての見直しを早急に行なうとの事だが、スピード感が鈍い。
視察の後、活発な質疑があり、15時過ぎに議員会館に戻る。17日の委員会で審議の予定。
夕方から、本日より天引きとなった長寿(後期高齢者)医療制度について厚労省の担当者から説明を受け、意見交換を進める。