第64回日本ユネスコ運動全国大会in東京が6月7日~8日めぐろパーシモンホール(目黒区八雲)を中心に開催された。
日本に誕生した民間ユネスコ運動は、今やアジアに世界にその輪を広げ、61年目となる。次の60年へ『平和の文化実践活動』「世界寺子屋運動(国際識字運動)」「世界遺産・地域遺産活動(保護運動)」の3つの柱の運動を推進している。
今回の大会テーマは「あなたが明日の地球を創る」・・・・失われた「勿体ない」の精神を再び・・・・。
全国大会には全国から1000名近い方々が参加された。成功へ取組みに目黒区や目黒区教育委員会等が共催。さらに目黒区商店街連合会や法人会・青色申告会などが後援し、支援を後押ししている。都立大学駅からパーシモンホールの会場までの商店街には「歓迎!」の青色の垂れ幕がかかる。
午前中大ホールでは、「青年企画プログラム」としてHERO~地球救出大作戦~(地球環境問題 笑いと涙と学びの場)と題して、青年実行委員のメンバーが芝居と映像で判りやすく地球環境問題を訴えていた。会場の皆様とクイズ形式で青年らしい希望ある内容であった。
また”わいわい広場~情報と交流スペース”としてパーシモンホール1階等のフロアには情報展示が大会期間中公開されていた。
地球温暖化の状況のパネルやアジアの子どもたちの絵日記など工夫を凝らした内容の展示が目に入る。
また八雲体育館では交流スペースが置かれ、「パキスタン、ブルガリア、スリランカ、ネパール、セルビア、フィジー、ラオス、サウジアラビアなど」各国めぐりと題して、民芸品・スナック・飲み物の販売が行なわれていた。
外国の方々との平和の文化への第1歩として多文化理解や交流に大勢の方々が参加されていた。
目黒区教育委員会大塩晃雄教育長と各国のブースを廻る。障害者の方々の作られたパン販売も行なわれており、地域の方との交流が嬉しい。パンが大変美味しかった。
大塩教育長とは目黒区の特別支援教育や外国人との多文化共生の取組みについて、懇談をさせていただく。
さらに、今回の全ての運営の中心となったNPO法人目黒ユネスコ協会会長でまた(社団法人)日本ユネスコ協会連盟の加藤玲子副会長とお会いし、懇談をする。同じ地域の柿の木坂に住まわれている加藤会長、永年ユネスコ運動に尽力されており本当に頭の下がる思いである。「平和の心をつなげる」ための活動に必要な支援と協力を進める事をお伝えする。
午後からは目黒・世田谷地域の障害者団体の会長など多くの皆様との交流に終日駆け巡る。自転車で汗をかきながらの活動であった。