<これまでの活動記録>
公明党の山本博司参院議員は1日、徳島市役所内で「徳島県難聴者と支援者の会」の大西鉄男会長、「徳島市聴覚障害者会」の山下マサ子副会長らと、難聴者への支援策強化について意見交換した。これには、長尾哲見県議と岸本和代・徳島市議も同席した。
陳情の内容は、(1)補聴器の差額請求制度の改善と電池購入費の補助(2)要約筆記制度の充実(3)邦画、テレビ放送の字幕化――など。特にメンバーからは、筆記者が難聴者の傍らで会話などの内容を書き取り、その場で伝達する要約筆記についての要望が続出。
大西会長らは中途失聴者の中には、手話が理解できない人も多い現状を踏まえ、「筆記者育成や支援制度はまだ不十分。筆記者のサポートや待遇改善を図ってほしい」と訴えた。
これに対し、山本氏は「要約筆記制度の充実を含め、国会の場で取り上げていく。字幕放送は党として取り組みを進めている。誰もが平等に暮らせるユニバーサル社会構築に向け、法制化を実現したい」と述べた。
(2008年9月29日付 公明新聞より転載)