朝の日吉キャンパス


開会前の雰囲気


慶應創立150周年記念式典


本日は慶應義塾大学創立150周年記念式典が日吉キャンパス陸上競技場にて盛大に開催された。

天皇・皇后両陛下が御臨席なられ、海外からの大勢の来賓も含め、1万名以上の集いとなった。また日吉会場以外に三田キャンパス、湘南藤沢キャンパス、大阪会場と生中継されていた。

あいにくの雨であったが、全員にかっぱ・かいろ・膝掛け等準備され、心配りは流石である。大変な準備だったと役員の方々のご苦労を思う。


福沢諭吉


司会の石坂浩二


開会前には慶應150年の歴史など映像で紹介される。石坂浩二の司会で進む中、あらためて福沢諭吉先生の偉大さを痛感する。

安政5年(1858年)徳川幕府の末期、浦賀に黒船が来航してまもなくの頃、攘夷か開国に揺れる混迷の時代。23歳の青年諭吉によって小さな蘭学塾がスタート。以来150年。現在在学塾生5万人、教職員約4500名・塾員約31万人。世界水準の学塾として揺るぎない大学となっている。

式典では塾長の式辞の後、天皇陛下のおことば・海外の大学(ケンブリッジ・ハーバード大学等)の祝辞・現役塾生代表の誓いの言葉・慶應義塾塾歌斉唱と続く。式典中は雨が降らず、本当にほっとする。


和太鼓演奏(慶應普通部生徒)


九州中津から三田まで1200キロ走破(サイクリング部・ワンダーホーゲル部)


河野讃岐三田会会長たちと


式典後は慶應普通部の和太鼓・未来先導宣言・未来のエールなど多彩な内容で参加者を魅了する。広い会場で、香川県讃岐三田会河野会長や倉田先輩など同窓の方とお会いする。


慶應塾旗入場(応援指導部)


安西塾長挨拶(パーティにて)


夜は150周年の記念パーティが開催された。応援指導部と共に塾旗入場・安西塾長から挨拶があり、懇談。元職場だったIBMの椎名・北城元会長など大先輩の方々や四国の三田会方々との交流が深められた。

幕末の混乱期から150年。今、世界は金融危機、地球温暖化、貧困や紛争など多くの課題をかかえ、混迷を深めている。今こそ福沢先生の示された「独立自尊」の精神で、他者の心の痛みを感じ、自身で考え行動する事が求められている。

温かな慶應同窓の余韻を残しながら、19時過ぎの新幹線に飛び乗り、四国に向う。