北京飯店のホテルから見る早朝の北京。本日から寒波が押し寄せ、最も寒い日となった。最高気温氷点下-7度。最低気温は氷点下-12度。過去経験のない寒さである。
午前中、議員団メンバーと北京オリンピック球場を視察・見学。感動的なオリンピックの舞台となった鳥の巣へ。バスを降りてから、球場までの時間を歩くが、耳が冷たくて、風の影響で肌が切れるような寒さ。帽子をすぐ用意するが、その上から風がふきつける。北京の方もこんな寒さは今までにない位との事。
9万1千人入る球場。大勢の観光客も来られている。テレビで見たオリンピックの感動がよみがえる。
隣接するウォーターキューブへ。飛び込み等水泳競技が行われた場所である。現在はショー等でも利用されている。
午後からは北京市計画展覧館を視察。四国の大きさで人口1500万都市の北京。北京市の過去・現在・未来が全てわかる内容で映像など大変判り易くまとめられている。4階建ての建物で展示面積が8000平方メートルのスケールである。
館長から歓迎の挨拶の後、不朽の城である北京の850年の悠久の歴史を紹介した映画が上映。3D映像でバーチャルリアリティ技術を駆使し大変感動する。
「北京旧城」のブロンズレリーフは1000分の1の縮尺で作成されたもので1949年の北京都市の特徴が反映されている。
3階は北京旧市街地の変遷を写真と実物を通じてあらわしたり、北京市都市計画の計画模型が緻密に作られており、すごいスピードで発展する北京の概要がわかる。
夕方からは有名な故宮博物院を駆け足で廻る。初めての訪問だが、感動の連続。そのスケールと歴史の重みを痛感させられた。南門からスタートして、最後は北門(神武門)へ向うコースで進む。寒さとの戦いであったが、貴重な世界遺産を見学できる機会に恵まれ感謝である。(下記故宮の紹介。)
今回、中国側の受入など交流の中心となった全青連・共青団・中日友好協会の皆様。大変にお世話になったが、共に視察・見学・懇談を通じて友好を深める事ができた。
昼は中日友好協会秘書長の袁氏。夜は中国全国青年連合会(全青連)王副主席など中日友好など多方面の懇談が重ねられた。
夜の懇談では通訳の3人共、創価大学に留学された方々と聞き、驚く。随行された全青連副秘書長の万氏は12年前。同じく超副部長は10年前。そして国際部の孟さん(女性)は昨年まで創価大学に留学。同席されていた超党派の議員の方々も一同に驚かれて事情を聞き納得されていた。
孟さんは昨日も前福田総理の会見でも通訳されており、中日友好の最前線に活躍されている姿に感銘を受ける。笑顔を絶やさず、「日本での貴重な経験を創大時代に築かせていただき感謝です。」と話す姿に、爽やかな心になる。人と人との信頼と理解で日中の友好に尽くしたい。
*故宮の紹介*
「故宮は旧王宮の歴史的建物としてユネスコの世界遺産となっている。面積は725,000㎡あり、世界最大の宮殿の遺構である。現在は、博物館(故宮博物井院)になっている。
南北の長さ961m、東西の幅753m、面積は約725000㎡。周囲は幅52m の護城河が囲む。城牆の高さ12m、底厚10m、頂厚は6m から7m。6つの門があり、南に天安門、最も外には端門と午門、東に東華門、西に西華門、北に玄武門(神武門)である。」