朝8時より党の重点政策の論議からスタート。9時、労働政策委員会で「労働派遣制度など」の党内論議。10時からは「戦略雇用創出に関するPT」で「新たな雇用創出に向けた施策」について論議が活発に行われる。
11時には社会保障制度調査会「深刻化する子供の貧困」のテーマで国立社会保障・人口問題研究所 阿部 彩室長から講演があり、意見交換を進める。
・子どもの貧困率がもっとも上昇している(1984年10.09% 2002年15.02%)
・子ども期の貧困が大人になってもマイナスの影響がある(貧困の連鎖)
・親の学歴・所得が子どもの成長に影響がある
・国の政策が子どもの貧困率に大きく影響する
・家族関連給付の国際比較(日本は0.75% フランス3.02% スウェーデン3.5%)
・給付のみに着目するのではなく、負担も重要(日本は低所得者層の負担が高い)
詳しいデータを基にわかりやすく実態を示していただき、大変よく理解ができた。
結論としては、「少子化対策ではなく子どもの幸せのための対策を」と子どもの基本的な成長にかかわる医療、衣食住、義務教育、高等教育へのアクセスをすべての子ども享受できるよう、少しでも努力することが大切。との話しに本当にその通りと痛感する。
13時から「障害者基本法改正検討WT」で障がい者団体よりヒアリング。
社会福祉法人「日本盲人会連合」・DPI日本会議・日本障害者協議会・NPO法人日本脳外傷友の会・社団法人「日本発達障害福祉連盟」・日本発達障害ネットワーク(JDDネット)の6団体。
「障がい者の範囲・定義・差別・虐待・障害者権利条約の合理的配慮などの整合性・障がい当事者の参画など」さまざまな要望・ご意見をお聞きする。
その後も、「与党景気・雇用創出PT」「与党・障害者自立支援PT」と大事な会議が続く。会議中、民主党小沢党首の公設第一秘書逮捕のニュースが飛込み、永田町は騒然。一寸先は闇というが、混迷の国会である。