本日、厚生労働委員会にて野党提出法案の厚生年金保険特例法案について40分間、下記項目で質問する。
年金記録の回復促進は不断の見直し、改善が求められている。今回の改正案は救済の立場からの観点からであるが、逆に不正の増大や国民の負担等の増大につながる危惧もあり、そうした点を確認。それと共に政府の年金記録回復促進に向けた取り組み・舛添大臣の決意もうかがう。
1.年金記録確認第三者委員会の役割について
①第三者委員会の審議状況・地域格差について説明いただきたい。(総務省)
②現行法の判断基準の内容はどのようなものか。(総務省)
③改正案では「一応確からしい」の文言を削除したのは何故か。(提案者)
④判断基準の変更がどのように「あっせん率」の上昇に結びつくと考えているのか。(提案者)
⑤「一応確からしい」を不要とすると脱退手当金に係る事案の申し立てを全て認めることになるのではないか。(提案者)
⑥「一応確からしい」の文言が削除されることで結果的にモラルハザードを引き起こすのではないか。(提案者)
⑦不正を排除する方策をどのように考えているのか。(提案者)
2.資料収集の義務化について
①資料収集の義務化を第三者委員会に課すのはなぜか。(提案者)
②雇用保険や税等の関係記録の収集が審議を遅らせることになるのではないか。(提案者)
3.国庫負担の根拠について
①約15億円という国庫負担額の積算根拠を説明いただきたい。(提案者)
②現行法での国庫負担の設けた理由はどのようなものか。(厚生労働省)
③「国の責めに帰すべき事由」についてどのように判断するのか。(提案者)
④安易な国庫投入につながるのではないか。(提案者)
⑤今後申し立て件数の急増に伴う国庫負担の増加をどのように見込んでいるのか。(提案者)
⑥今後の財源確保をどのように考えているのか。(提案者)
4.年金記録の回復促進について
①第三者委員会の体制強化・今後の取り組みをどのように考えているのか。(総務省)
②年金記録の回復促進に向けた大臣の見解を伺いたい。(厚生労働省舛添大臣)