早朝の飛行機で東京へ。直行で国会に向う。午前中、金子国交副大臣へ「四国の凍結路線の早期解除の申し入れ」を石田四国議長(衆議院議員)笹岡県代表(愛媛県議)・池脇県代表(高知県議)・西森高知県議と行う。
本年3月末に「費用便益費(B/C)の点検結果」に基づく全国18路線の凍結が発表になった。四国では2箇所。高知東部自動車道高知南国道路ならびに一般国道440号線地芳道路が含まれており、多くの道路利用者に不安が広がっている。以下2道路の特長と申入れ内容骨子。
(2道路の特長)
・高知南国道路は高知東部自動車道のうち高知ジャンクションから高知空港インターチェンジまでの延長15㎞。点検結果0.9だったが、この道路は高知自動車道と高知新港、高知龍馬空港を結ぶと共に、高知医療センターへの救急搬送を担う「命の道」
・地芳道路は坂本龍馬の「脱藩街道」で知られるゆすはら町と愛媛県久万高原町を結ぶ8.9㎞。四国カルスト山地を貫く地芳トンネル2,990mの堀削工事中、突発湧水に見舞われ工期が大幅に伸び、事業費が膨らんだ。B/Cは0.5だが、残る区間は後150m。現行の3便益に通行規制解消便益などを加える一方、コスト縮減を図るなどし、凍結解除を望む。
(申入れ内容)
1.高知南国道路、地芳道路についてコスト縮減などの事業内容の見直しも含め、早期に評価を実施し、凍結解除の実現。
2.再評価の実施にあたっては「安全や安心」「通行規制解消」などにも十分考慮いただき、新たな便益として算入できる仕組みの早期構築。
3.地芳道路は現在進捗率86%まで来ていることを踏まえ、残整備分を対象にした評価の実施。
地元の県議からも現在も15名の人工透析患者が迂回しながら負担がかかる中で透析を続けており、「命の道路」として「いのち」の価値はB/Cではかれない事を強調。
金子副大臣からは①地域の声をしっかり反映できるよう、3ヶ月毎の見直しで検討する事。②また評価基準も現行3便益以外の多様な効果を取込んだ評価についての検討の必要性などの前向きな答弁がある。
本日、衆議院・参議院本会議で与謝野財務大臣から補正予算についての内容についての財政演説。明日衆議院で代表質問(公明党は太田代表)から審議のスタートとなる。
16時30分から「豚インフルエンザ対策本部」(本部長:坂口副代表)の初会合。私も対策本部メンバーとして参加。「豚インフルエンザの現状と対策について」内閣府・厚労省・外務省から説明をうけ、意見交換。メキシコ・アメリカ・カナダで発生した豚インフルエンザ。
閣僚会議でも麻生総理からウイルスの国内侵入を出来る限り防止する水際対策の実施と警戒強化を宣言。
厚労省は①情報の収集と提供②流行地に渡航される方の注意喚起③流行地から帰国される方の対応④医療関係者への情報提供⑤電話相談窓口の設置の対策をスタートした。
今後WHOの第2回緊急委員会の結果、フェーズ4(新型インフルエンザの発生)が宣言されれば、総理をトップとし、全閣僚からなる新型インフルエンザ対策本部を立上げ、本格的な対策を開始する予定。明日朝、与党インフルエンザPTでも対策を検討。早急な対応が求められている。
夜は議院運営委員会(西岡委員長)の懇親会に出席。与野党国会議員との交流を深める場となった。