<これまでの活動記録>
8日の参院厚生労働委員会で公明党の山本博司氏は、新型インフルエンザに関する政府の対応策をただした。
この中で山本氏は、水際対策の強化と感染予防のワクチン開発に関する今後の計画を確認するとともに、「新型ウイルスとの闘いは長期戦の覚悟が必要。人類共通の脅威に立ち向かうための中長期の対策を早急に確立しなければならない」と力説。衛生状態の悪い発展途上国での感染拡大が世界的に深刻な事態を招きかねない点を指摘し、「医療・衛生体制の支援で国際的貢献をすべき」と訴えた。
また、山本氏は、国内で感染者が確認されることを想定した態勢整備を強く主張。
これに対し、舛添要一厚生労働相は、現在の行動計画が強毒性のウイルスを前提としたものであるとした上で、「今回は弱毒性との情報があるが(行動計画を)弾力的、機動的に運用して国民の自由や経済活動をいたずらに阻害しない形で、しかし国民の生命と健康を守るため全力を挙げる」と決意を述べた。
(2009年5月9日付 公明新聞より転載)