午前中、今後、厚生労働委員会で質問する内容についてヒアリングと論点の整理を行う。


厚労省からのヒアリング


1つは次世代の白内障手術として注目を集める、「多焦点眼内レンズ」の挿入手術の早期の保険適用の内容である。

白内障は加齢などが原因で透明である目の水晶体がにごり、物がかすんで見えたり、光がぎらついて見えたりする病気であるが、濁った水晶体を取り出し代わりに人工の眼内レンズを挿入する白内障手術によって、見え方が大幅に改善され、高齢者に喜ばれている。公明党は各地方議会で白内障手術への公費助成を訴え、92年1月までに約130の自治体で助成がスタート。同2月の衆議院予算委員会でも公明党が質問し、保険適用の流れが決まり、昨年末累計で眼内レンズ挿入手術は900万件に達している。

これまでの眼内レンズは1点にピントが合う、単焦点眼内レンズのため、ピントが合う距離以外を見る場合はほとんどの場合めがねが必要となる。これに対して、多焦点眼内レンズは遠くも近くも見える遠近両用レンズのため、眼鏡に依存しない生活が可能となり高齢者の生活の質の向上が期待されている。

しかし課題は保険適用でないため、費用は両眼で90万から120万円にのぼり高額となる。国に対して早期の保険適用を求める為に、明日質問に加える予定である。

午後からも明日審議となる「育児・介護休業法」について質問の論点を整理し、厚労省から説明を受け、準備を進めた。


政調全体会議


骨太方針案を議論


夕方の政調全体会議では法案審議と「経済財政改革の基本方針2009」案の現状報告がなされた。