雨の街頭演説


高松駅前


早朝、高松駅前街頭演説からスタート。傘を差して、通勤客の方々に公明党の政策を訴える。中にじっと立ち止まって聞かれていた壮年の方が近寄って来られた。「参議院議員の山本さんですか?」香川県のNPO法人で引きこもり支援の役員の方である事がわかり、中断して挨拶をさせていただく。街頭では様々な方々との交流があり、嬉しい限りである。


お元気な藤田理事長


「萬象園」で意見交換


午前中、香川県の救護施設2ヶ所を視察し、見学・懇談をする。最初の訪問先は丸亀市にある社会福祉法人「萬象園」。お元気な藤田理事長と懇談。

「萬象園」は昭和44年2月四国で初めて、全国でも3番目の精神障がい者の緊急救護施設として開設された。創立の基本理念である心の障がい者の福祉向上と利用者の「安心・健康・快適」を原点に自立支援を行っている。

藤田理事長は41年間福祉の道一筋。利用者の皆さんが生きがいや楽しみなど実感できるように、クラブ活動・レクレーション活動、室内作業、園芸・野菜作り作業や丸亀城・緑道公園の緑化や清掃作業を行っている。

特に花の栽培に力を注ぎ、市内の幼稚園・学校など花の贈呈を行い、地域の皆様からは「花の萬象園」と呼ばれている。


フラワーハウス


フラワーハウスでの花の栽培


プライベートゾーンのフラワーハウスを見学したが、利用者が楽しそうに栽培などの作業に従事されていた。明るくて、開放感がある。

理事長からは全国の精神障害者約204万人(1999年調査)。入院患者は約33万人のうち、7万2千人が社会的入院。平均入院日数も約330日と海外と比較し、著しく多く日数も長い。こうした心の病の方々のケアが大事。ぜひ国の政策の充実を要望される。


清水園で懇談


その後、坂出市の救護施設・社会福祉法人「清水園」を訪問。大西理事長・若杉総務課長たちと懇談。施設内を見学させていただき、意見交換を進める。

清水園は本年3月で50周年を迎えた。利用者は139名で知的障がい者が36.8%と約4割を占め、次に精神障がい者(20%)と続く。平均年齢は63.8歳と入所者の高齢化は進んでいる。

生活保護の見直し論議が今後どのようになるのか?措置費用が見直されるのか?今後の救護施設のあり方について政権交代の影響など不安な点があるとの事。市・県・国との連携も含め、支援を要望される。

(参考:救護施設とは?)
救護施設とは昭和25年に制定された生活保護法に基づく保護施設。身体や精神に障害があり、経済的な問題も含めて日常をおくる事が困難な方が、健康で安心した生活をするための施設。全国に約182ヶ所、約17000人の様々な障がいを持つ人がともに生活を送っている。香川県では本日訪問の2ヶ所。愛媛県は3ヶ所。