松山市豊田市議と小林市議と共に市内恵原町にある救護施設「みさか荘」と養護老人ホーム「江南荘」を視察し、従事者の方々との懇談の場をもたせていただく。


外の風景


救護施設「みさか荘」と同敷地内にある介護老人福祉施設「久谷荘」は松山市・伊予市・東温市・久万高原町、松前町、砥部町の3市・3町からなる「松山広域福祉施設事務組合」が設置主体となっている。養護老人ホーム「江南荘」は松山養護老人ホーム事務組合(3市 松山市・伊予市・東温市)が設立主体。


インフルエンザ対策でマスク着用


高木施設長の案内


「松山広域福祉施設事務組合」渡辺事務局長と共に救護施設「みさか荘」は高木施設長が養護老人ホーム「江南荘」は八木施設長が案内していただく。


救護施設「みさか荘」


救護施設「みさか荘」は昭和51年開設。150名の定員。知的障がい・精神障がいなど多様な障がいを持つ方々が多く、利用者の個別支援計画をもとに質の高いサービスの提供と自立の援助など懸命な対応をされている。


ミシンなどクラブ活動の部屋


また生花、茶道、園芸、手芸など各種クラブ活動として入所者が快適に生活出来る様、積極的に支援している。ただミシン、パソコンなどの機材は長く使用されて、いささか古くなっている。

薬・アルコール依存症などの生活障害の方が16名と知的・精神障がいの方々と多様な方々をわずか介護員26名・看護3名などの人員で支援している現状は、職員の方の負担が大変だと痛感する。


両施設の従事者の方々との懇談


従事者の方々の話しでも夜間は2名や日中でもその大変さが伺える。要望としては定数の基準の見直しも含め介護員が増えるような制度改善を要望される。


養護老人ホーム「江南荘」


養護老人ホーム「江南荘」は定員250名と大規模施設。在宅での生活に限りなく近づける為の配慮や入所者家族との連携強化と地域の愛される施設として取組まれていた。


八木施設長の案内で見学


養護老人ホームであるが、要介護5(5人)4(7人)と支援1から要介護5までの方が90人と高齢化に伴い(平均年齢81.3歳)増加している。

現在介護支援員は29名。夜勤は2名で見ており様々な対応で大変。また入浴介護でも重労働のため、コルセットをしながら対応しており、介護の現場の大変さを伺う。キャリアアップのための研修など平日での参加は無理のため、土日で自費参加になるケースもあるとの事。

社会福祉法人と違い、広域福祉施設としての課題も多い。今後の老朽化の建替えも含めた対応や介護資格者に対する給与面での待遇改善など各市との連携も含め改善を進めてまいりたい。

夜は八幡浜市に移動。久しぶりに両親の自宅で泊まる。