朝、故郷八幡浜駅前で街頭演説からスタート。30分近く、「命を守る政治・地方・弱者を守る公明党」の政策を訴える。
また補正予算凍結の地方の影響について、地域医療再生基金の750億削減で、八幡浜医師不足対策など100億の予算が25億と8割近く削減され、市長・知事はじめ説明もなく、凍結になり怒りと困惑で混乱している声を話す。
宇和島市松本市議と共に、離島である嘉島・戸島を訪問。宇和島から車で1時間三浦半島の突端の矢が浜に着き、そこから船で嘉島に向かう。
嘉島(かしま)は宇和島市より西方19キロ。人口は53世帯159人(平成19年9月現在)。ハマチ養殖業が盛んな島である。
ハマチの養殖業を営む小内さんから養殖業の課題等伺う。2万匹のハマチ養殖にえさ代が年間4500万。1年間で1割えさ代が高騰し、漁価の安さからどの養殖経営も大変な状況を聞く。後継者問題も含め、安定した漁業施策が求められる。
小内さんのお宅で近隣の方々との懇談会を開催。約1時間質問を受けながらお応えする。
・漁業支援策・漂流漂着物対策・医療介護問題・航路運賃対策・地上デジタル電波障害対策など広範囲の質問となる。
特に唯一の交通路の船の運賃が片道1570円。往復で3140円は大変経済の負担になっており、宇和島市の病院に通う為にも交通費が高くなり、頻繁に医療施設に通えない事。小学校が無くなったため、2人の小学生は船で通うなど、交通手段の助成も含め悩みが深い事もわかった。
公明党の離島振興対策で全国の離島をまわる中で、運賃の助成を実施している地方自治体の事例を参考に松本市議と市長などと連携する事を約束する。
戸島(とじま)はキリシタン大名として知られる一条兼定1574年に長曾我部氏との戦いに敗れて、この島に逃げ落ちたと伝えられる。人口164世帯445人(平成19年8月現在)。ハマチやブリの養殖が盛んで、ほぼ全島が足摺宇和海国立公園の地域に含まれる。
戸島の小内浦(こじうら)集会所で公明党議員との懇談会を開催。大崎自治会長が自治会の皆様に公明議員との懇談会開催の放送をしていただく。松本市議の挨拶の後、簡単な国政報告の後、質疑を中心に進める。
皆さんからは
・嘉島と同じく船の運賃を安くして欲しい事。
・介護サービスについて、現在ヘルパー1人の訪問サービスでは十分でない事。
・漂流漂着物の対応(流木やプラスチックなどの漂流ゴミ)で困る。
・港湾整備の継続してほしい(台風などの災害対策に必要)。
・緊急ヘリポート設置が戸島にない。(救急医療体制のために必要)
・漁業補償等など大勢の方々の声をお聞きする。
また1年に1回こうした懇談会を開催して欲しい要望も伺う。離島の皆様の支援へ、関係部署や地方議員の方との連携で進めてまいりたい。
清清しい潮の香りと雄大な自然のすばらしさ・そして素朴な島民の方々とお会いでき、感激のひと時となった。
夜は宇和島市内で公明党南予総支部の議員総会が開催され、笹岡県代表も参加し、今後の公明党の取り組み・活動について協議する。