一日中、高知市内を地元高知市会議員と共に訪問対話の活動を進める。30社を超える方々とお会いする。
高知は全国でも経済の活性化が乏しく、経済指標でも最下位レベル。大きな企業も少なく、地場の中小企業は懸命になって不況を乗り越える為、頑張っておられる。
また大河ドラマ「龍馬伝」の放送にあわせ「土佐・龍馬であい博」が明年2010年1月16日から 2011年1月10日まで開催される予定で、JR高知駅前のメイン会場にパビリオンを設置し、大勢の観光客集客に取組んでいる。
本日は建設・運輸・観光・サービス業などの企業を訪問し、今の景気や課題・政治への要望などを伺う。
訪問した多くの方々の声は民主党政権への不安と政策実行のやり方への疑念である。
たとえば
1.ダム建設や公共工事凍結の決定について、地方・現場の声を聞かず、一方的にやるやり方は可笑しいのではないか。地方の建設業など倒産しろというのか。
2.中小企業支援という3年間のモラトリアム法案。逆に銀行が中小企業に貸してくれなくなる。中小企業と銀行の実態を知らないのではないか。中小企業は喜んでいない。それより仕事を増やす為の施策や経済活性化対策を早くやってほしい。
3.補正予算の凍結が打ち出されたが、「地域医療再生基金」の予算が3100億円のうち、約750億円凍結された。高知安芸病院の医療整備などが凍結されるかもしれない。医師不足対策など大事な予算を削るとは何事か。
(参考)
地域医療再生基金は地方の医師確保や救急医療体制整備のために国が09年補正予算で策定した基金。事業規模は100億円と30億円。各都道府県では2圏域を国に申請し、11月に交付対象予定であった。
愛媛県でも医師不足などの対応で八幡浜私立病院(八幡浜・大洲圏域)や三島病院(四国中央圏域)などで凍結が懸念されている。
4.こども手当て・高速道路無料化・暫定税率廃止など減税や国民に与えるだけの政策は限られた財源を考えれば、ひずみが生ずるし、将来の国民のつけになってしまう。民主党の1つ1つのマニフェストに賛成したわけでなく、強引すぎるのではないか。国民の理解がないやり方は支持されない。
こうした説明もないまま一方的にマニフェスト優先で断行する政府のやり方に国民の多くは不安を感じてはじめている人が多い事を痛感する。
早く国会を開催し、国民の不安・疑念に現政府はしっかり応える必要がある。公明党としても皆様の声をしっかりお聞きし、国会論戦で明らかにしていく決意である。