夕方には東温市に移動。電子黒板のマーケット世界シェア65%の企業(株)サカワ工場を山口代表と視察。愛媛県内の公明党県議・市議・町議も参加する。


坂和寿々子社長と


坂和寿々子社長・坂和克紀副社長などから出迎えを受ける。昨年サカワ創立90周年記念事業にカンボジア サマキ村に小学校を建設・寄贈したそうが、山口代表が当時カンボジアの地雷撤去のために行った場所との事。


岡本太郎の壁画「明日の神話」


また同工場は創立88周年記念文化事業で岡本太郎の壁画「明日の神話」修復作業を1年がかりでした場所との説明も受ける。


工場内でのデモ


まず電子黒板のデモンストレーションを見学。

デジタルテレビ機能付脚付電子黒板「しゃべるくん」を使い、地理の世界地図が自由に活用できたり、音声での英語勉強にまず驚く。


世界地図の操作体験


理科の実験や国語の授業など大変見やすく判りやすい。また自由に移動させながら既存の黒板も活用でき、1台3役の機能で低コスト(70万円)である。その後自由に触るなど体験をしたが、大変必要性を強く痛感する。


山口代表も体験


電子黒板は、直接画面に書き込みができることから、子どもたちの集中力が向上するとともに、子どもたちが自ら操作する事で興味・関心が格段に高まるなど、子ども達の理解を深めるために効果がある。

また教師には電子黒板をパソコン等と接続する事で様々な資料が簡単に活用できるようになり、校務の負担減となる。

残念ながら、教育先進国である欧米や韓国は1教室1台活用されているが、日本は1校1台と教育後進国と言われている。

こうした取組みを前政権では、「わかる授業」実現に小中高等学校に電子黒板の活用を図る整備事業を決定した。公明党が推進する「スクール・ニューディル構想」の1部として「学校等におけるICT環境整備・充実」とするとして補正予算98億円。22年度概算要求として約121億円。(約6年計画の1年目5.4万台)が整備される予定であった。

ところが今回の政権交代により、22年度概算要求は白紙に。補正予算も1割が凍結となった。


電子黒板の在庫(坂和副社長の案内)


坂和副社長からこうした政府の突然の政策転換で、既に会社の製造ラインを3倍(約2億円)増強し、大打撃を受けている実情を説明される。在庫の山なども見学。

こうした先進的な企業の取り組みに水をさす現政府の一方的なやり方に対しては、断固糾弾をしてまいりたい。そしてスクールニューディール構想を推進する政策実現へ、公明党がリード役となっていきたい。

本日の視察の中で、地元企業が文化貢献や平和推進の交流役となって頑張っている事に大変感銘を受ける。特に坂和寿々子社長の溌剌とされて、若々しく活躍されている姿に元気をいただく。