12時30分から「著作権法改正と障がい者の著作物利用・情報保障を考える」シンポジウムが開催され、参加する。
主催は障がい者放送協議会で、障がい者放送協議会著作権委員会井上委員長から趣旨説明があり、シンポジウムが始まった。このシンポジウムは山本かなえ参議院議員から開催の連絡をいただき、参加させていただいた。
障がい者関係20団体で構成される障がい者放送協議会は足かけ10年にわたり、障がい者の情報保障促進や著作物利用環境の格差是正を目指し、著作権法の関連条項の改正を求めて活動されてきた。
著作権の法改正で「障がい者も健常者と同様に多様な情報へのアクセスが可能」になる(文化庁)とされているが、実際にはまだまだ課題が多く、格差の現実がある。今回のシンポジウムを通じて多くの皆様の協力と運動の広がりを推進のため、国会会議室での開催となった。
来賓として挨拶の後、視覚障がい者・聴覚障がい者・発達がい害・ALSの患者の方など7人の方々の意見発表を伺う。皆さん健常者と比べ、大変な思いで生活をされておられ、誰もが自由に放送やテレビ・DVDなどの映像・読書など出来るようにとの切実な声を聞き、「なんとかしなくては!」との強い思いにかられた時間であった。