本日は公明党の介護総点検運動として、目黒区にある社会福祉法人「愛隣会」を齋藤都会議員・地元3名の目黒区議(石橋・武藤・関区議)と共に視察・要望を伺う。
愛隣会側からは守永理事長・小田切常務理事・石田理事・後藤経理部長など出席。
愛隣会は終戦直後、荒廃の極にあった東京で衣食住を求めて街をさまよう人人のために、社会福祉の使命をおびこれらの人々を受け入れ衣食住を提供し、社会復帰の基盤を与えたのが始まりである。昭和21年1月という。
以来、社会福祉行政に伴い事業を拡張。目黒区と世田谷区にまたがる3700坪の広大な敷地に養護児童・母子・知的障がい者そして高齢者介護・保育など9施設。利用者690名、職員280名を抱えるまでになる。
視察前の会議では上記の愛隣会の歴史や介護分野の課題・要望をうかがう。従事者の処遇改善や経営的に成り立つ介護施策を求められる。また現場の声を国・都・区の施策反映に是非役立てて欲しい旨の意見もお聞きする。
意見交換の後、特別養護老人ホーム「駒場苑」を石田理事・石井施設長補佐に案内していただく。
「デイサービス」の現場、入浴等の介護など視察。グループホーム「こまば」では常勤職員の方から実情を伺う。常勤の方々の負担・処遇改善を強く訴えられる。また在宅で大変な介護をされている現実。人にやさしい介護のあり方など大変参考になる点ばかりであった。
また知的障がい者通所更正施設「あゆみ園」を菊池園長に案内いただく。自閉症の方をはじめ知的障害者の利用が30名。施設では陶芸や牛乳パックなどの作業をしながら、日中を過ごされている。ちょうどクリスマス会が開催されており、家族の方々も楽しく参加されていた。園長は親亡き後のことを家族の皆さんは心配されており、今後の障がい者施策充実を望まれていた。
2時間以上の訪問であったが、あっという間に時間がすぎた思いであった。
理事長からは、本日見学できなかった児童養護施設(若葉寮)・母子生活支援施設(永川荘)など児童や母子家庭支援はさらに必要との話しをうかがい、次回訪問の約束もさせていただく。