<これまでの活動記録>

孫崎氏(右端)と意見交換した党推進委の会合=20日 参院議員会館
 公明党の核廃絶推進委員会(浜田まさよし座長、参院選予定候補=比例区)は20日、参院議員会館で会合を開き、元外務省国際情報局長の孫崎亨氏を招き、核問題と日本の安全保障をテーマに意見交換を行った。

 浜田座長のほか、谷あい正明事務局長(同=比例区)、赤松正雄顧問(衆院議員)、山本博司参院議員が出席した。

 この中で孫崎氏は、核保有国が先に核攻撃を仕掛けない「先制不使用」の問題に言及。先制不使用は現在、米国の核態勢見直し作業の中で議論されており、核不拡散・核軍縮に関する国際委員会(ICNND)の報告書にも取り上げられている。こうした動きを踏まえ孫崎氏は「日本の安全保障政策の上からも、わが国が米国に対して先制不使用を採用するようリードすべき」と訴えた。

 これに対し、公明党側も核廃絶を進める立場から、核保有国が核兵器の先制不使用を宣言することの重要性を確認した。

 (2010年1月21日付 公明新聞より転載)