午後からは厚生労働部会で通常国会提出法案(雇用保険法・介護保険法)についてヒアリングし、課題点など話し合う。
また「統合医療検討WT」では、「統合医療に対する厚生労働省・文部科学省の取組み」について説明を受け、意見交換を進める。
統合医療とは近代西洋医学とそれ以外の東洋医学(伝統医学)や代替医療を個々の患者に合わせて統合的に扱う医療のことである。
医療には近代西洋医学以外に、伝統医学(中国医学・漢方・鍼灸など)、自然療法、ホメオパチー、ハーブ(薬草)、心身療法、芸術療法、音楽療法、温泉療法など多くのものがあり、相補・代替医療とよんでいる。
これらの相補・代替医療を近代西洋医学に統合して、患者中心の医療を行なうのが統合医療と呼ばれている。
人々の価値観が多様化し、病気を生み出す要因も多岐にわたるようになり、生活習慣や社会環境全体まで視野に入れた新たな医療の取組みが求められている。
【統合医療の現状と課題】
1.調査・研究の推進 (年間まだ約8300万の予算)
2.健康保険の適用 (保険給付とまだ給付されていない療法が混在)
3.施術者の資格など (国家資格化されていない療法の安全性などの対応)
厚労省に統合医療PTを立上げ、統合医療の現状把握と今後の取組み方策検討にスタート。平成22年予算として漢方分野の研究事業に10億円新規予算として計上された。
公明党としても音楽療法や動物介在療法など統合医療促進に力をいれてきたが、さらに前進するよう、取組み強化に努めてまいりたい。
(参考)
2月9日・10日に「統合医療展2010」が東京ビックサイトで開催されている。
http://www.togo-iryo.jp/
夕方には政治改革本部が開かれ、「政治資金規正法の見直し」について公明党の取組みについて議論を深めた。