午後から、「四国8の字・道中八策談義」が高知県高知市ホテル南水で開催された。会場は船中八策の草案者「坂本龍馬」の屋敷跡に立つ、龍馬に会える土佐の宿という。
「四国8の字ネットワーク整備・利用促進を考える会」が主催し、国会議員、四国経済連合会、自治体関係者など約200名が参加。
主催者である尾崎高知県知事・四国経済連合会常盤会長から挨拶があり、来賓紹介の後、車座談義として「四国8の字でつながる命・産業・観光」のテーマで四国4県の知事がパネリストとなり熱く語られた。
コーディネーター役はズームインでおなじみだった元日本テレビ福留アナウンサー。(高知県出身)。
尾崎(高知)真鍋(香川)加戸(愛媛)飯泉(徳島)各知事から8の字ネットワークの必要性・課題・国への要望等など。様々な角度から約100分近く議論された。8の字ネットワークは命の道(救急・災害対策)であり、産業振興・観光など四国に必須のインフラである事などが話された。
最後は8の字決議をまとめ、四国の創意として「四国8の字・道中八策」を提言する事になった。
『四国8の字ネットワークは高度医療施設への救急搬送や災害輸送などの重要な役割を担う「命の道」であり、さらには本州四国連絡高速道路と一体となり、四国の自立と交流の拡大による産業振興や雇用の拡大、広域観光圏の形成に大きな効果をもたらすものであり、真に必要な道路として、その早期整備は四国の切なる願いである。』との書き出しから8つの提言が決議。
「龍馬伝」の題字を提供されている女性書道家である紫舟さん(愛媛県出身)が決議の「命の道」を魂を込めて一気に書上げる。8の字と命が結ばれ、無限大の四国の思いが表れて感銘を受ける。
「8の字決議」の最後は、参加国会議員として決意を申し上げる。2時間30分の長時間であったが、原点に立ち返り、四国の思い実現に全力で取組む事を決意した。
高知から高松へ移動。マリンライナー・特急やくも号で島根県松江市に向かう。22時頃になる。