海事振興連盟は、海運、造船、港湾、倉庫など海事産業に関する諸対策の検討と共に海事産業発展の貢献する事を目的として国会議員、学識経験者、関係団体から構成されている。
今まで今治、神戸、広島、長崎、大分、大阪、函館と海事産業に深くかかっている都市を中心に開催されてきた。
今回は尾道市で開催。海事振興連盟の衛藤会長挨拶に続き、来賓として平谷尾道市長はじめ有岡県副知事、小野国土交通省海事局長の挨拶。
1.造船業界の現状と課題 日本中小型造船工業会 寺西副会長
2.内航海運の業界の現状と課題 中国地方海運組合連合会 藤井会長
3.中国地方・広島県における旅客船・フェリーの現状と課題
中国旅客船連合会 弓場会長・広島旅客船協会 仁田会長
4.運輸機構との共有建造制度の現状と課題
中国地区船舶整備共有船主会 峠野会長
5.外航海運業界の現状と課題 日本船主協会 中本理事長
6.商船高専の現状と課題 弓削商船高等専門学校 落合校長
意見交換として国土交通省海事局長から行政サイドの意見があり、参加国会議員4名の意見・コメントの挨拶がある。
私も海事振興連盟に参加した理由(父や親族が造船や海運など海事産業に従事しており、小さい時より海に親しんできた事)や要望の内容にあるフェリー支援や離島支援では、瀬戸内海のフェリー会社や離島をまわり要望を伺い対応した話しなどを訴える。
その後「尾道タウンミーティング 尾道決議」をとりまとめ、全員の賛同で決議し閉会となる。決議の内容は9項目。(主な6項目掲載)
1.内航海運、旅客船、内航フェリー及び離島航路に対する補助、構造改革支援の積極的推進
2.老朽化した内航船、官公庁船の代替建造促進による造船需要対策
3.地球温暖化対策税への適切な対応
4.交通基本法の早期制定
5.内航海運のカボタージュの堅持
6.海事産業に係る人材の総合的な確保・育成の推進と技能継承への支援など。
その後、懇親会では大勢の造船、海運など海事産業に携わる方々と懇談。より現場の生の声を伺う。本日伺った要望・課題について、真摯に対応を進めていきたい。