今週から各委員会での質疑が始まる。厚生労働委員会も明日16日長妻大臣所信の一般質疑から本格論戦となる。

障害者施策と介護について中心に質問の予定。


質問レク


午後、質問レクを実施。担当者に質問の趣旨など説明する。


子どもたちを守るワクチン勉強会


夕方、子どもたちを守るワクチン勉強会が開催された。テーマは、「米国の制度からみた日本の予防接種の課題と新ワクチン導入への期待」。講師は国立成育医療センター第一専門診療部感染症科医長 齋藤昭彦先生。


齋藤昭彦先生


いかに日本はワクチン後進国であるか、よく理解できた。また日本の課題を変える対策など具体的な内容で今後の政策実現に役立ててまいりたい。


「ワクチン行政の概要」講演


【日本のワクチンの現状・課題】
1.定期接種と任意接種(アメリカは定期接種が大半)
2.皮下注と筋注(日本は皮下注射、アメリカ筋肉注射)
3.ワクチン政策の決定(アメリカはACIP)
4.同時接種の是非
5.ワクチンの副反応に対する意識、補償制度
6.集団免疫の概念

まとめ(1)
・アメリカは予防接種制度は日本に比べ、推奨されているワクチン数が多く、接種率も高い
・ACIPがアメリカの予防接種スケジュールの決定に大きな役割を果たしている
・髄膜炎の診断、治療は難しく、後遺症、死亡率も高い。ワクチンによる予防が大事。

まとめ(2)
・日本の子どもたちをVPDから守るためには、必要なワクチンを国から無償で提供され、安心してワクチンを接種できる社会環境の整備が必要である。

以上から3つの対策が必要。

1.予防接種法の改定(課題の1-5の対策)
2.日本版ACIPの創設(課題の2の対策)
3.国民の教育(課題の5、6の対策)