午前中は国対役員会の後、農林水産部会に出席。農水部会では 神門(ごうどう)善久明治学院大学教授(農学博士)を講師に迎え、「民主党農政の評価ー戸別所得補償を中心としてー」とのテーマで農政勉強会を行なう。
神門教授は、『農政が産業強化でなく選挙対策に特化している現状を指摘。偽装農家優遇は民主党・自民党の大差ない状況で、このままの状態が続くと日本社会がハード・ランニングすると警告。』も。
さらに民主党の戸別所得補償はコメ生産費と米価の財政補填で、偽装農家の稲作への大型バラマキであり、政治的操作も余地を残し、JAはずしである点を指摘。
さらに稲作農家へ戸別所得補償は3つのリスクがある。
1つは、米価下落そして補助金増額など負のスパイラルで財政破綻の危険性。
2つは補助金依存体質で農業技術の危機。
3つはWTO違反の可能性である。
今後の農政は『農地基本台帳整理などの提言』も伺う。
講演と質疑で約1時間30分。農政の本質的課題について、大変参考となった。
午後から、厚生労働委員会が開催され、子ども手当て法案の質疑が約4時間近く行なわれた。明日は参考人の方々から意見を伺う予定。