夕方からの参議院本会議で平成22年予算が与党多数で可決・成立となった。公明党は今回の予算について下記の理由で反対。加藤議員が反対討論を。
1.マニフェスト違反の増税予算
暫定税率(2・5兆円)高速道路6000億から1000億へ
7.1兆円のうち財源確保3.1兆円のみ
1兆円増税
・15歳以下 扶養控除住民税分廃止4200億
・16歳ー18歳所得税の特定扶養控除縮小(1000億)
・タバコ税(1000億)
・いのちを守る予算とは裏腹
学校耐震化 2800棟 約1743億減額(予備費対応も不明確)
がん無料検診の予算も減額 地方負担へ
2.「国債頼み」「埋蔵金頼み」の一時しのぎ予算(財政再建の道筋なし)
税収37兆円なのに、92.3兆円の過去最大予算。国債44.3兆円の大増発
10兆円の埋蔵金で、平成23年度以降は安定財源のめど立たず。
3.景気・経済先行き不安
昨年補正2・9兆円執行停止・慌てて第二次補正編成 ちぐはぐ成長戦略なし
今後子ども手当て法案や高校授業料無償化法案など審議と続く。政治と金など与党は爆弾を抱えながら、7月参議院選挙へ向けて、与野党の攻防が激しくなる。