4月2日は国連が定めた「世界自閉症啓発デー」で、平成19年12月の国連総会で採択された。また4月2日から8日までは、発達障害啓発週間でもある。
国連が設けた4月2日の「世界自閉症啓発デー」に合わせ、故ジョン・レノンさんの妻で芸術家のオノ・ヨーコさんがアメリカの自閉症支援団体の初代啓発大使に任命されている。3月31日の式典には「大使に任命されて光栄。アートはこうした問題で世界に関心を呼び起こすのにすばらしい手段だ」と挨拶している。
本日は世界自閉症啓発デーとして、立法府における自閉症・発達障害への理解を深める為に、国会内での上映会「ぼくはうみがみたくなりました」が開催された。大勢の国会議員、秘書が参集いただく。
「ぼくうみ国会内上映会」の開会前には、主催者である「自閉症に関する勉強会」民主党渡部恒三会長、日本自閉症協会 石井会長、ぼくうみ実行委員長で原作を書かれた山下久仁明氏から挨拶があった。司会は自民党野田聖子幹事長。
自閉症の青年と少し人生行き詰まり気味の看護学生が偶然から海へ向かう旅に出てしまい、そこで様々な人々と出会う心温まるヒューマンドラマである。
ユーモラスの中にも涙が止まらない場面もあり、自閉症のことがわかり易く理解でき感動的な映画。
終了後にも各党代表から挨拶。公明党は高木美智代事務局長が登壇。閉会の挨拶は長年自閉症・発達障害に取り組まれている公明党福島豊前衆議院議員。この分野でいち早く取組み継続している党こそ公明党である。本日を第一歩として、超党派での支援を進めてまいりたい。
同じ時間では国連大学のイベントでは就労をテーマにシンポジウムが行なわれた。夜のNHKの放送では、その様子と共に埼玉県川越のやまびこ製作所「工場全員が自閉症」が放映された。自閉症の方のこだわりの特性を活かし、飛躍する様子に感激。月給7万2千円。障がい者雇用・就労について先日の委員会で長妻大臣に質問をしたが、社会全体として支援が必要である。