午前中、都内の企業挨拶まわり。愛媛県の関係者と懇談する。「竹谷とし子さんのポスターが多く貼られて目立ちますよ。公明党の新人ですね。」と関心が高い。慶應後輩の埼玉・西田まことさん、愛媛に縁が深い(ご両親愛媛)大阪石川ひろたかさんの情勢や比例区の谷あい正明さんについてもしっかり話す。


柴田代表と懇談(三島島根県議)


「なごみの里」柴田代表と三島県議(事務所にて)


午後、島根県三島県議とNPO法人「なごみの里」柴田久美子代表が事務所に来訪される。

ターミナル(終末期)の24時間介護での新しい「看取り」のカタチを取り組まれている姿を伺う。何故、多くの方々が自宅で死を迎えることができないのか?とのテーマに挑戦されている柴田さん。2009年には毎日介護賞特別賞を受賞されている。

柴田さんは1998年日本海に浮かぶ小さな離島・知夫里島に移住し、1人暮らしのお年寄りが息を引き取るまで過ごせる「看取りの家」なごみの里を開設。さらに今、江津市でご自宅で24時間寄り添う「看取りステーション」を実践。

現在の介護保険では要介護度に準じて保険利用の限度額が決まっている。最も重度の「要介護5」の方でも訪問介護を毎日3時間の枠を超えると限度額を超えてしまい、全時間ヘルパーが行なうと50万近くかかる現状がある。

こうした課題点の改善など、この分野での国の取り組みはまだこれからである。柴田さんから「抱きしめておくりたい」(看取りの日々を生きる)「命のバトンを受け取るために」の著書を頂く。

著書の中の部分には
『「人生の99%が不幸だとしても、最後の1%が幸せならば、その人の人生は幸せなものに変わる」(マザーテレサの言葉)最後の1%の幸せを全ての人々が手にできる社会こそ豊かな日本と信じ、私は看取りの活動を続けている。』とある。

看取りという厳粛な「命のバトン」を人としての最大の使命と感じ、行動され、熱く語る柴田さんに感銘を受ける。政治や行政が追いつけるように研究と改善に努めたい。