雨の東京。午前中参議院本会議で、鳩山総理訪米報告の質疑が行なわれた。公明党から浜田参議院議員が登壇。最初に総理に「元秘書の裁判が終わったら資料を取り戻して説明すると言ったのを翻したあなたはウソつきだ」と厳しく糾弾。議場が騒然となる。
鳩山首相は、3月3日の参院予算委員会では『資料を皆さまに見ていただきたい』と答弁。これが、3月31日の公明党の山口那津男代表との党首討論で「国民の皆さまにどこまでしっかりお示しできるか検証していきたい」と一歩後退。
4月21日の党首討論に至っては「資料の提出は必要ないもの」と従来の発言を一転させ、まったく180度違う発言に。これでは、何が真実なのかわからず、この首相には何を聞いてムダ。国会審議を冒涜し、国民を愚弄している。
こうした鳩山首相の無責任な対応に、マスコミ各社も厳しく批判している。23日付の読売社説で、「前言はすべて嘘だったのか。首相はただちに調査を開始して、巨額資金の使途を可能な限り国民の前で明らかにすべきだ」。
産経新聞は「首相が不誠実な対応を示したのは21日の党首討論だ。公判終了後に関係資料を提出するとしてきたこれまでの国会答弁を翻し『基本的には必要ない』と述べた。勝場被告に、証人喚問に応じるよう促すことも拒否した」と厳しく断じている。徹底追求してまいりたい。
終了後、江田参議院議長主催の第4回日中議員団会議の参加議員(10名)の懇談会が開催されました。程永華(てい・えいか)駐日中国大使・王参事官など中国大使館の方々とも親しく懇談。交流を深める場となった。