中国初の本格的な国際博覧会となる上海万博が5月1日に開幕する。史上最多となる189カ国と57の国際機関が参加し、「より良い都市、より良い生活」をテーマに持続可能な発展の必要性を訴える展示やイベントが予定されている。
本日(30日)には会場内で、胡錦濤国家主席やフランスのサルコジ大統領夫妻や韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領ら約20カ国の首脳級が参加する開会式が行われた。ちょうど済南市のホテルで生中継の国営放送CCTV)で開幕式を鑑賞する。
イタリアの国際的なテノール歌手、アンドレア・ボチェッリさんら五大陸を代表する歌手が歌声を披露。
アジア代表は谷村新司さんが務め、中国でも広く知られるヒット曲「昴」を熱唱。大型スクリーンで幻想的な映像と踊りがさらにムードを盛り上げる。
屋内から屋外荷移動。そのスケールがすごい。会場内を流れる黄浦江で10万発以上の花火が打ち上げられた。大型スクリーンやレーザー光線・放水など駆使して大変華やかな祭典。映像からでもその規模に驚く。
上海万博は、10月末までの184日間。来場者は、史上最多の約6400万人だった1970年の大阪万博を上回る7000万人と予測する。