<これまでの活動記録>
公明党厚生労働部会(渡辺孝男部会長=参院議員)は26日、参院議員会館で、日本さい帯血バンクネットワーク将来構想検討会の神前昌敏座長から、さい帯血バンクの現状と課題についてヒアリングを行い、意見交換した。これには宮城県本部と北海道本部の県・市議らも参加した。
日本さい帯血バンクネットワークは公的バンクの全国組織で、1999年の発足以降、白血病などの治療に有効なさい帯血の採取や保存、供給の事業を展開。現在、全国に11カ所あるバンクで3万3000個のさい帯血を保存し、移植件数も毎年増加傾向にある。
席上、神前氏は、さい帯血の安全性と安定供給を確保し、バンクが継続的で責任ある運営体制を維持する上で、国庫補助などの財源が厳しい現状を指摘。「根拠法の整備と財政基盤の確立が欠かせない」と述べた。
これに対し、渡辺部会長は「法制化を含め、必要な財源を確保できるよう検討していく」と述べた。
(2010年8月27日付 公明新聞より転載)