(香港訪問3日目)


Mrs Irene YOUNG副局長


労働福祉局のビル


厚生労働分野について意見交換を


午前中は香港の労働福祉局Mrs Irene YOUNG副局長と懇談。厚生労働分野について意見交換を進める。

香港の社会保障システムは総合社会保障補助(CSSA)と社会保障手当制度(SSA)から成り立っており、約400億香港ドル。政府支出の17.3%を占める。

CSSAは最後のセーフティネットとして財政状況の厳しい高齢者・単身者・障害者・失業者に世帯単位で保障される。約110万人。7人に1人の割合。
4人家族で毎月1万香港ドル、1窓口でワンストップ出の対応で全て対応されている。

SSAは高齢者49万人・障がい者13万人に社会保障手当が出される。

香港の高齢化率は8人に1人とまだ日本と比べて低いので、逆に日本の介護などの社会保障制度が今後の参考となるとの事。


憲政本土事務局 Mr Howard CHAN副局長と


午後は憲政本土事務局 Mr Howard CHAN副局長とのMTG。
香港の一国二制度の概要など現在の香港の内政状況を伺う。

・1997年英国は香港に係る主権を中国に返還。香港の主権は・中国に移行した。
・1984年英中共同声明で合意され、「香港特別行政区基本法」で定められている、香港の一国二制度のポイントは以下のとおり。

①返還前の香港の社会・経済制度及び生活様式の維持を返還後50年間保証する
②香港を外交・国防を除く高度の自治権を有する「特別行政区(SAR」とし、行政権、立法権、独立した司法権を付与する。(高度の自治)
③香港特別行政区(SAR)政府は香港住民により構成される等など