<これまでの活動記録>
公明党障がい者福祉委員会の山本博司事務局長(参院議員)と山本香苗参院議員は17日、東京都目黒区の東京大学先端科学技術研究センターを訪れ、読み書きに困難を伴う学習障がい(LD)のある児童・生徒の学習支援機器の研究を進める中邑賢龍教授らと意見交換した。
中邑教授はLDについて、「学習が遅れることが大きな問題だ」と指摘。自身で読むのは苦手でも、他人が読み上げることで理解力が大きく上がる事例もあるとして、「希望者には問題の読み上げを認めるなど、入試のあり方も改善する必要がある」との認識を示した。
また教科書の文章をパソコンに取り込み、音声で読み上げるデジタル教科書の普及について、「教科書バリアフリー法の規制で、本文など必要な部分のみを取り出して加工できない」として、改善を訴えた。山本香苗さんは「困難を伴う当事者の視点を忘れずに、支援を進めていく必要がある」と述べた。
(2010年9月18日付 公明新聞より転載)