午後より喜多郡内子町に移動。「内子フレッシュパークからり」を地元山上町議と見学。
「内子フレシュパークからり」は愛媛県の中山間地域である内子町と町民などから出資を受けた第3セクターであり、農産物直売所、レストラン、加工事業などを行っている。
(株)内子フレッシュパークからりの富永社長から、概要説明と案内をいただく。
平成7年からスタート15年で現在、年間70万人を超える来訪者が訪れている。会社も50人の社員を雇用するまで事業が発展。
出荷農家数は当初200名が、現在430名。(内子農家の20%まで拡大)兼業農家では月10万円前後の副収入が見込まれ、300万・500万・1000万のからり専業農家も出てきた。
直売販売金額も当初1.5億円が、4.6億円へ拡大。
成功の秘訣の一因にICT活用による情報の活用化(からりネット)があげられる。これも生産者・会社・町一体の取り組みの結果といえる。
からりネットは、直売所の販売管理(POS)情報を携帯電話、電話音声、ファックス等に自動配信するシステムで、効率的に販売額を伸ばしている農家が増えている。
操作もわかりやすく、簡単。また生産履歴情報がわかるトレーサビリティも導入し、消費者の目線でサービス向上を目指している。
「からり」は消費者の安全・新鮮・安価・手作り・品揃えなど様々な要求できる施設へと発展しており、さらに農商工連携の商品展開なども進めている。
地域活性化のモデルケースとして大いに参考になる。