朝一番で故郷八幡浜市の市議の皆様が来訪。副議長の公明党清水正治市議と共に宮本明裕市議・新宮やすちか市議・樋田都市議と市議会事務局の阿部氏。長年市政に尽力されている方々である。
故郷の雇用・産業・道路・社会保障など課題や要望を伺う。
夕方、社会保障トータルビジョン検討会が開催。
「単身急増社会の衝撃」のテーマで藤森克彦氏(みずほ情報主任研究員)が講演。(下記内容)
1.単身世帯の増加の推移
・2005年単身世帯は1446万世帯。総世帯の比率29.5% 2030年に1824万世帯。37.4%と急増。
・2005年男性単身世帯は20代が205万世帯と一番多いが、2030年は50代・60代が197万世帯・187万世帯と多くなる。女性は80才以上が214万世帯と多くなる。
2.単身世帯の増加が社会に及ぼす影響
・貧困層の増大 (50代の公的支援が必要)
・介護需要の高まり(軽度の方は生活支援・重度は施設の充実が必要)
・社会から孤立する人々の増加(家族や家族以外と過ごす時間を持たない人の急増)
3.単身急増社会への対応
・社会保障の強化(財源確保が必要)
・地域コミュニティのつながりの強化
4.セーフティネットの再構築ー具体的に何をするのか?
【自助 】ワーキングプアへの支援(給付つき税額控除、公的職業訓練)
ワークライフバランス
【共助】厚生年金の適用者拡大、介護保険の拡充
【公助】生活保護制度の見直し、高齢者向け住宅の整備
【互助】コミュニティにおける結びつきの強化
以上、「社会保障トータルビジョン検討会」で貧困のテーマで検討していたので、大変参考となった。今後の政策に役立てていきたい。