<これまでの活動記録>
公明党社会保障トータルビジョン検討会(座長=坂口力副代表)の「貧困と格差」チームの山本博司参院議員らは12日、横浜市保土ケ谷区で、経済的な苦境が子どもの世代に引き継がれるのを防ぐため、生活保護家庭の中学3年生に学習支援を行う「はばたき教室」を視察した。
これには山本香苗、浜田昌良の両参院議員、上田勇前衆院議員(党神奈川県本部代表)、福島直子、斎藤真二両横浜市議が同行した。
「はばたき教室」は、同区とNPO法人リロード(武藤啓司代表)が連携して実施する事業。横浜国立大学の学生が週2回、1対1で対象の生徒に勉強を教えている。
事業が始まった2008年度は10人、09年度は14人、10年度は19人の生徒が登録。08、09年度の生徒は、全員が高校に進学している。
武藤代表らは、同教室の効果について「周囲に評価、期待されることで、学校でも積極的に質問をするようになった生徒もいる」と述べ、子どもたちの心理面での前向きな変化を強調した。
山本氏は、「先駆的な取り組みであり、全国にどう拡充していくか検討したい」と述べるとともに、ケースワーカーの人員拡充やNPOへの支援についても積極的に取り組む考えを強調した。
(2010年10月13日付 公明新聞より転載)