<これまでの活動記録>

「「冬月荘」を視察する山本(右から2人目)、渡辺(同4人目)の両氏ら=26日 北海道釧路市
明党社会保障トータルビジョン検討会(座長=坂口力副代表)の「貧困と格差」チームの山本博司参院議員と党厚生労働部会の渡辺孝男部会長(参院議員)らは26日、北海道釧路市を訪れ、同市が取り組む生活保護受給者に対する自立支援プログラムについて視察した。これには、戸田芳美道議と市議会公明党のメンバーが同行した。

一行は、初めに市役所内で関係者から同プログラムの概要について説明を受けた。同市の取り組みの特徴は、職業訓練といった直接的な支援の前に、介護施設でのボランティア活動などを通し、生活保護受給者の生活意欲の向上や社会参加に対する意識啓発を図っていること。

市福祉部の櫛部武俊主幹は、「NPO法人などと協力して13のメニューを用意し、やりがいや自分の居場所を見つけてもらうことに努めている」と強調した。

この後、一行は、就業希望者の研修や地元企業とのコーディネートを行っている地域起業創造センター「まじくる」と、受給世帯の子どもたちを対象に学習支援事業を実施している「冬月荘」を視察。山本氏は、「官民の垣根を越えて地域ぐるみで支える試み。新しい福祉の在り方であり、財政的な支援など政策的課題に取り組んでいく」と語った。

 (2010年10月27日付 公明新聞より転載)