<これまでの活動記録>
公明党の障がい者福祉委員会(高木美智代委員長=衆院議員)は8日、衆院第2議員会館で特定非営利活動法人「聴導犬普及協会」の水越みゆき理事ら訓練士と懇談し、聴導犬の普及・育成に向けて意見交換した。坂口力副代表、高木委員長らが出席した。
席上、水越理事は聴導犬の仕事について「目覚まし時計やインターホンの音をはじめ、外出時には背後から迫る自転車の音など、音からもたらされるあらゆる情報を伝えてくれる」と説明。また、聴覚障がい者は見た目で障がいがあるとは分からないため、「聴導犬が目印をつけていることで、周囲から必要なサポートを受けられる」と強調した。
一方、水越理事らは、(1)聴導犬が補助犬として周知されていない(2)聴覚障がい者に聴導犬の必要性が認識されていない(3)聴導犬の普及や育成への財政基盤がない――などが課題だと訴えた。
坂口副代表らは「財政支援などを考えていきたい」と述べた。
(2010年11月9日付 公明新聞より転載)