午前中、若杉坂出市議と市内の重度心身障がい児を抱えるご夫妻と懇談。医療やレスパイト支援などの課題・要望を伺う。前向きに取り組む姿勢に共感。応援してまいりたい。
午後から丸亀市の内田・福部両市議と共に丸亀港から船で本島(ほんじま)を訪問。
瀬戸大橋の周りに浮かぶ大小28の島々・塩飽諸島。
本島はその昔、全国に名を馳せた塩飽水軍の本拠地として栄華を極めた島である。人口は約600人程。漁業が中心。
咸臨丸渡米150周年記念事業が9月~11月まで島で開催中。
1860年、勝海舟・福澤諭吉・ジョン万次郎など96名を乗せ、日本人の操船で渡米。そのうち35名の水主が塩飽諸島出身者。
1.船の運賃が往復で1010円。買い物や病院など交通費がばかにならない。死活問題。安くしてほしい。
2.島外に通う高校の定期代の支払制度の簡素化(市の改善)
3.医療・介護・情報の格差
4.生計は漁業(約80人)だが、ガソリン代など高騰・魚価低迷・金融機関は貸し渋りで経営大変
5.漁場整備や防波堤など漁業環境が未整備
6.合併浄化槽など対応(市の対応)など等。
離島振興に取り組む公明党として、その政策をお話し、課題等は市・国が連携で対応する事をお約束する。
本島は秀吉以来、自治権を安堵(あんど)されていた人名(にんみょう)制度の中心島で、人名から選出された4人の年寄によって政治が行われ、江戸時代は天領として明治維新まで人名の自治が続いた。
年寄衆が政務を執った塩飽勤番所(しわくきんばんしょ)をはじめ、歴史・文化財の宝庫としても有名で、笠島地区では町並み保存を進めている。
歴史ある塩飽勤番所や笠島地区を見学。
自然の素晴らしさと共に歴史と伝統に根差された重みを痛感する。
また笠島地区では、3人のアーティストによるアート展が開催されていて新たな地域活性化の取組みに感動する。
AIR(アーティスト・イン・レジテンス)活動のように数名が地域の住民と暮らしを共にし、地域に根ざしたアクションを通して、地域住民に改めて歴史的な環境を保存し、次世代へつなごうとする意欲を喚起することで初めて地域が活性化が図られるとの理念で取組んでいた。
新たなチャレンジに期待したい。