午前中、上島町佐島で診療船・済生丸を視察。

瀬戸内海には数多くの島(有人島160)が点在しているが、その多くは島内に医療機関を持たない無医島。
そんな医療に恵まれない人々の手助けをするために、昭和37年に診療船として誕生したのが済生丸。愛媛・香川・広島・岡山68島を巡回している。


済生丸


済生丸は、現在平成元年に進水したⅢ世号(166㌧)が瀬戸内海の島々を定期的に巡回し年間約1万2,000人の方々の健康を守っている。


松野院長から課題など伺う


福原尾道市議、石井・谷口・渡部今治市議と離島医療について、済生会今治病院松野院長から課題・要望を伺う。

・年間維持費1.5億円かかり負担が重い。(現在国の補助が4000万。各県補助550万。残りは済生会で負担。)

・新しく船建造すると6億円かかり、医療機器もマンモグラフィー等の新らたな機器も増設が難しい。

・国や県など行政の支援を強く要望される。


島民の方と懇談


地元の皆様と


また診療に来られた島民の方々にも話しを聞く。

「何十年も利用しており、診療船が来て毎年健康診断を無料で受けられる事は大変ありがたい。診療船は是非継続してほしい。」など等。済生丸がいかに島民の手助けとなっているかを痛感する。