<これまでの活動記録>

障がい者3団体(手前)から要望を受ける党合同会議=2日 衆院第2議員会館
公明党の国土交通部会(長沢広明部会長=参院議員)と障がい者福祉委員会(高木美智代委員長=衆院議員)は2日、視覚障がい者が駅ホームから転落する事故が相次いでいる問題で、日本盲人会連合(日盲連、笹川吉彦会長)など3団体から要望を受けた。国土交通、厚生労働両省の担当者も同席した。

冒頭、高木委員長は、先月にJR目白駅(東京・豊島区)のホームから全盲の男性が転落し、電車にはねられて死亡したことに哀悼の意を表明。「こういう事故を二度と繰り返してはならない」と述べ、視覚障がい者の目線に立った対策の必要性を強調した。

障がい者団体側は「全盲者の3人中2人がホームから転落した経験がある」と強調、(1)主要駅への転落防止用ホームドア(可動式ホーム柵)の早期設置(2)整備計画に視覚障がい者の声を反映(3)事故を防ぐための駅員の配置―などを要望した。

長沢部会長は、同席した国交省担当者に対し「ホームドアの整備について目標を定めて取り組むべき」とし、安全対策の促進を求めた。

 (2011年2月3日付 公明新聞より転載)